七十二候 日本の四季薬膳 「 第二十四候: 麦秋至 むぎのときいたる 」
二十四節気では「小満(しょうまん)」
現在は七十二候にあわせ、ブログを更新中です。
「 第二十四候:麦秋至 むぎのときいたる 」
おおよそ、
新暦の5月31日~6月04日まで。
「麦秋至(むぎのときいたる)」
この言葉は、
「秋」という字を含みながらも、実際は初夏の候をあらわします。
田んぼではなく、畑に広がる黄金色の麦の穂が、たしかな収穫の季節を告げています。
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「 麦秋至 ( むぎのときいたる ) 」
「麦」??
「秋」???
何も知らないワタシは、おかしいぞ??と思ったのですが…
「秋」という字を含みながらも、実際は初夏の候。
「麦の秋」と書いて「ばくしゅう」と読むそうです。
これは 秋=収穫期を意味する言葉。
秋に種をまき、冬を越え、春にぐんぐん育った麦が、ちょうどこの頃に実りの時を迎えるのです。
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麦畑を吹き抜ける風は
「麦風(ばくふう)」
この時季の雨は
「麦雨(ばくう)」と呼ばれ、
日本の季語や暮らしの言葉としても、大切にされてきました。
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日本では、古くから
「五穀豊穣(ごこくほうじょう)」という言葉が大切にされてきました。
「五穀」とは、「いつつのたなつもの」とも読み
『古事記』や『日本書紀』の中ではやや定義が異なるそうですが
現代では主に「米・麦・粟・豆・黍(または稗)」を指すことが一般的です。
どの時代の解釈であっても、「麦」は米と並ぶ重要な主食として、常に五穀の中に数えられてきましたね。
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さて。
最近では、健康志向の高まりとともに「もち麦」が注目されているのはご存知でしょうか?
ぷちぷちとした食感と食べごたえがあり、
白米に混ぜて炊くだけで手軽に取り入れられるのが魅力です。
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もち麦は
水溶性食物繊維の大麦 “ βーグルカン” を多く含み腸内環境の改善が期待されている穀物。
β-グルカンには、
血糖値の急上昇を抑える
コレステロール値の調整を助ける
腸内の善玉菌を増やし、便通を整える
といった作用があり、現代人にとって嬉しい効能がたくさんあります。
薬膳的には
胃腸の働きを高めて消化吸収を促す
体にこもった熱を冷まして、老廃物の代謝を高める
むくみや便秘にも効果が期待できます。
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もち麦といえばご飯に混ぜて炊くのが定番
とろろご飯
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おにぎりはマスト!!
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ユニークな使い方としては
サラダのトッピングにして
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もち麦のほんのり甘い風味とぷちっとした歯ごたえが魅力的。
麦が実るこの時季、黄金色に揺れる麦畑を想像すると、
自然の力強さと、それを育ててきた人の営みの美しさに心を動かされます。
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今ここに実るものに感謝を込めて、いただく… ということ。
それは昔も、今も、これからも
変わらぬ豊かさのかたちなのでしょうね…
ありがたい…です…^^
*このブログは エンタメ的にお楽しみくださいね。
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お米や小豆は神様から生まれた? 五穀の起源日本神話の女神さま「大宜都比売神 (オオゲツヒメノカミ)」
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