七十二候 日本の四季薬膳 「 第十九候: 蛙始鳴 かわずはじめてなく 」
二十四節気では「立夏」となりました。
夏の兆しが見え始めるころ
爽やかな季節でもありますが、陽気も増すころですね。
現在は七十二候にあわせ、ブログを更新中です。
「 第十九候:蛙始鳴 かわずはじめてなく 」
おおよそ、
新暦の5月05日~5月09日頃まで。
田んぼの片隅から、
蛙の鳴き声が静かに届いてくる季節。
湿った風を感じて
日ごとに緑も濃くなっていきます… 。
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本日もおこしくださり
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いつもブログをご覧くださり感謝しています。
「 蛙始鳴 ( かわずはじめてなく) 」
二十四節気「立夏」の初侯
土の中でじっと冬を越してきた蛙が
ようやく地上へと姿を見せ、鳴き始める頃ですね。
あたたかな光と
湿り気をふくんだ空気に包まれるこの季節。
爽やかさと 湿っぽさが交互に行きかう様子。
「あ~。 夏がそろそろやってくる…」
そんな感覚ですよね??
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五行の世界では「火」が 強まりはじめるときになりました。
自然界のエネルギーは、
内から外へとひらいていく方向へ動きます。
だからこそ
体の内側に熱がこもってしまう前に、うまく外へ逃がしてあげることが 養生のポイント。
ちゃんと
エネルギーを巡らせること。
この時季におすすめしたいのが「青じそ」です。
この緑の葉っぱの加減が
蛙さんにも似ていませんか??(笑)
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青じその 鼻を抜ける爽やかな香りには、気の巡りをよくし、消化を助ける働きがあります。
薬膳では食欲不振や胃もたれ…
つまり、胃腸の働きを回復させる作用もあります。
また添え物として扱われることが多いのは、抗菌作用や防腐作用もあるから…
お刺身など “生もの” には必ず… 添えてありますので 理にかなっているといえます。
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おむすびに混ぜ込んだら
食欲がなくても、つい手がのびてしまいます。
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季節の豆ごはんに
青じそをたっぷりと混ぜ込んで…
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お口のなかが 淡いグリーンの香りに包まれます。
きっと身体も心もすっきりと軽やかにしてくれるはずですね。
話は 「蛙」 にもどりますが…
古くから日本では縁起のよい生き物とされてきました。
というのも「蛙(かえる)」という音が、「帰る」や「還る」に通じることから
・お金がかえる
・幸運がかえる
・無事にかえる
など、良きことが自分の元に戻ってくる象徴として親しまれているのです。
神社のお守りや置き物などにも多く見られますね。
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そんな「蛙」が鳴き始めるこの季節、
あなたにも健やかさや笑顔、そして豊かさがめぐってきますように。
小さな命の声に耳をすませながら、
青じその香りをふんだんに感じて心と身体を整えてみてくださいね。
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*このブログは エンタメ的にお楽しみくださいね。
下記も 参考までに
(過去記事)
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