七十二候 日本の四季薬膳 「 第三十七候: 涼風至 すずかぜいたる 」
二十四節気では「立秋(りっしゅう)」
秋の文字が入る季節となりました。
現在は七十二候にあわせ、ブログを更新中です。
「 第三十七候: 涼風至 すずかぜいたる 」
おおよそ、
新暦の8月07日~8月11日頃まで。
ふとした瞬間に涼しい風が吹き抜ける…
本日もおこしくださり
ありがとうございます。
いつもブログをご覧くださり感謝しています。
「 涼風至(すずかぜいたる ) 」
まだまだうだるような暑さが続くなか、
ふとした瞬間に涼しい風が吹き抜け、秋の気配をかすかに感じ始める頃。
日中は容赦ない日差しが照りつけるものの、夕方になるとほんの少し空気がふんわりと軽くなるのを感じませんか?
草むらでは虫たちが鳴き始めたりして…
そんな声に耳を傾けるのも養生のひとつかも…^^
さて。
そんな時季にぴったりの食材として、今回は「緑豆もやし」は、いかがでしょうか?
涼やかな風のイメージと
もやしの透明感をかさねあわせました。
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もやしは、豆類の種子を発芽させた新芽野菜で、シャキッとした食感と瑞々しさが特徴的。
緑豆もやしは、その名の通り「緑豆(りょくとう)」を発芽させたもの。
一般的にスーパーなどで最もよく見かけるもやしがこの緑豆もやしです。
ボリュームもあって
味付けしやすくて
お手軽で安価な万能お助け食材。
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中医学では
緑豆は、身体の余分な熱を取り除き、毒素を排出する働きがあるとされます。
特に
・夏バテによるだるさや食欲不振
・むくみや湿気による倦怠感
・水太り
(代謝の低下により水分が溜まった状態)
つまり、緑豆もやしは「熱」と「湿」の両方を解消する、まさに夏のピークに頼れる食材なのです。
緑豆もやしは味が淡白なぶん、さまざまな食材と合わせやすいです。
体質に合わせて組み合わせてみてください。
① 緑豆もやしとにんにく炒め
にんにくは身体を温める食材。
「冷やしすぎ」に偏りがちな夏の食卓に、少し温め要素を加えることでバランスがとれます。
シャキッと炒めることがコツですね ^^
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②緑豆もやしのスパイスナムル
スパイスを効かせて、エスニック風に。
スパイスは気の巡りをよくし、湿気で重だるくなった心身をすっきりさせてくれます。
コショウ、クミンと、少しのニンニクをきかせて。
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③緑豆もやしの和えもの
梅干しと合わせると さっぱりといただけます。
疲労回復効果期待^^
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大葉とあわせるのも、テッパン!!
気の巡りをよくしてくれますし、清涼感たっぷりで、口中爽やか^^
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立秋とはいえ、実際の気候はまだ真夏。
ここから8月下旬までは、暑さのピークが続く地域も多いため、以下にも気を付けてくださいね。
● 適度に汗をかいて、余分な熱を放出する
水分補給を忘れず、朝夕の散歩や軽いストレッチで、身体の中の熱を逃してくださいね。
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● 冷たいものの摂りすぎに注意
身体の外は暑くても、内臓が冷えている人は意外と多いです。
ホットドリンクもとりいれてみてください。
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● 睡眠の質を上げる
クーラーを適切に活用し
しっかり身体を休ませることで、回復力が上がります。
少し横になるだけで、ずいぶんと違いますよね。
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涼風がほんのわずかに感じられる「涼風至」は、夏の終盤戦への第一歩になります。
緑豆もやしのように、さりげない存在ながらも身体を整え、涼やかな力をもたらしてくれる食材を取り入れてみてください。
一見地味に思えるもやしも、薬膳の視点で見ると立派な養生食材。
(確かに地味です…)
どうぞこの時期に、
一度じっくり味わってみてはいかがでしょうか。
╲ 地味だけど… /
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地味だけど…^^
*このブログは エンタメ的にお楽しみくださいね。
下記も 参考までに
(過去記事)
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「氣」の消耗にご用心! 夏の熱中症予防にしっかりとした睡眠を…
やっかいな湿気は水毒をひきおこす。ちょい足し食材で薬膳的に改善を!おすすめ食材2点について。
レシピ
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熱を冷まして巡らせる 「 トマトのみょうがマリネ 」~氣血巡りレシピ~ ※ベジ薬膳
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病気の本質を知り
自ら癒せる人でたくさんにしたい。
漢方・薬膳の世界をもっと身近に。
少し先のミライが笑顔でありますように。
最後までお読みいただき
ありがとうございました!