漢方薬のやさしいお話 ② ~あなたに漢方という選択を~
本日もおこしくださり
ありがとうございます。
いつもブログをご覧いただき感謝申し上げます。
本日は、「漢方薬(かんぽうやく)」について
前回の続きになります。
ちなみに、
前回のお話は
「漢方薬はこころとからだを整える」というお話でした。
↓↓↓
今回は
② 自然素材からできている
天然の植物、鉱物などの自然素材です。
(動物性のものもあります。)
この植物等の全体、または一部を採取し
乾燥、もしくは簡単な処理をおこなって、
必要に応じて使用できるようにした薬物を
生薬(しょうやく)といいます。
(単純に言ってしまえば
植物の根などを乾燥させたもの…)
*
*
生薬は約140種類ほどあります。
植物性が9割以上を占めていて
葉の部分
茎の部分
花や蕾、果実、果皮、種子、根、根茎部分など
いろんな部位を用いています。
たとえば
皆さんがお茶としていただくこともあるかもしれません。
菊花茶(きっかちゃ)の菊花は生薬でもあります。
そのまま
「菊花(きくか)」という名前で
清涼、鎮静作用があり、めまいや頭痛、視力障害に用いる…とされています。
*
*
続いて
よもぎ蒸しなどで使用される 艾(よもぎ)
こちらは 生薬名では
「艾葉(がいよう)」という名前になります。
止血作用があり、
身体を温め痛みを取りのぞく…とされています。
*
*
ちなみに、
この艾の葉の裏面についた白い部分だけを集めたものがお灸に使われるモグサになります。
*
*
あとは
料理などに使われる生姜は
「生姜(しょうきょう)」という呼び名になり
健胃薬として、
消化力を高めてお薬相互の働きを助ける薬味的な作用があるとされています。
*
*
シナモンや、ナツメ、シソも生薬です。
(呼び名は変わります)
身近なものたくさんあるんですね。
この「生薬(しょうやく)」を組み合わせてつくられるのが「漢方薬」になります。
本当に不思議で
私が心躍る部分でもあるのです。
この、
乾燥した植物の根っこや、
葉っぱの組み合わせが “お薬となること” が… ね。
*
*
西洋薬がなかった昔昔から
薬として使うことで効果が実証されてきた自然のお薬で
病気になってないけれど治療する…という予防医学のような考えも大切にしていました。
予防医学
未病を治すこと。
↓↓↓
病気になってから対処するのではなく、
普段の生活で「心と身体を整え、健康な状態に近づける」。
私たちの身近な自然素材が
もっとも私たちのことを知っているのかもしれません。
漢方薬は本来私たちが持っている
自己治癒力を引き出してくれるのです。
*
*
どうぞ「漢方」と聞いただけで毛嫌いしないで…
身近な 植物の力が
あなたの身体をめぐり、心まで整えてくれると信じてみてくださいね。
病気の本質を知り
自ら癒せる人でたくさんにしたい。
漢方・薬膳の世界をもっと身近に。
少し先のミライが笑顔でありますように。
最後までお読みいただき
ありがとうございました!