七十二候 日本の四季薬膳 「 第三十三候: 鷹乃学習 たかすなわちわざをなす 」
二十四節気では「小暑(しょうしょ)」の末候となりました。
現在は七十二候にあわせ、ブログを更新中です。
「 第三十三候: 鷹乃学習 たかすなわちわざをなす 」
おおよそ、
新暦の7月17日~7月21日頃まで。
この時期、鷹の雛が空の飛び方や狩りの方法を学び、巣立ちの準備をする頃とされています。
猛禽類(もうきんるい)である鷹は、
急上昇や急降下
背面飛行
ホバリングなど高度な飛行技術を習得する必要があり、親鳥からの指導を受けながら、独り立ちへの一歩を踏み出します。
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「 鷹乃学習 ( たかすなわちわざをなす ) 」
鷹の雛が空の飛び方や狩りの方法を学び、巣立ちの準備をする頃。
突然の上昇、急降下、背面飛行など、どれも、子どもが生き残るために経なければならない必須の技術。
それらを、親との短い期間の関わりの中で習得し、やがて、独り立ちして空へとばたく。
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鷹の成長と重なるように、
私たち人間も夏の暑さに負けず、体力をつけて元気に過ごしたですよね…
そんな時期にぴったりの食材
「鰻(うなぎ)」を紹介させてください。
特に「土用の丑の日」には、鰻を食べて夏バテを防ぐ習慣があります。
この風習は、江戸時代、平賀源内が、夏場に売れ行きが落ちた鰻屋の相談を受け
「丑の日に『う』の字が附く物を食べると夏負けしない」という民間伝承からヒントを得て、「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを勧めたそうです。
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ビタミンA → 免疫力を高める働きが期待
ビタミンB 群→ 疲労回復に役立つ
その他、ビタミンD、抗酸化作用期待のビタミンEなど。
脂質は不飽和脂肪酸といわれ、DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)が豊富に含まれています。
オメガ3系脂肪酸は、健康にさまざまな効果があることから、サプリメントとしても利用されているくらい。
薬膳的にみれば
「肝」「腎」を補う食材として、滋養強壮、老化予防に有効です。
心身の疲れ、めまい、手足のしびれによいとされています。
スタミナをつけるために鰻の蒲焼をたべたいけど
胃腸が疲れている場合は、「山椒」を組み合わせてみてください。
香りが食欲をそそり、消化吸収を促すので、胃もたれを防いでくれます。
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「山椒」
身体を温め、冷えからくる胃痛と腹痛、食欲不振、下痢などによいとされる。
全身の疲労感を改善したいときは
ぜひ、「とろろ」を。
強い身体に体質をかえていく作用が期待できます。
精力が減退気味、髪やお肌につやがない、全身の冷えを感じた場合などに。
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「やまいも」
「脾」「肺」「腎」を補うので、養生に適しています。
慢性の下痢、食欲不振
頻尿、老化防止、滋養強壮など元気が欲しい人におすすめ。
鷹の雛が巣立ちの準備をするこの時期、
私たちも精がつく 食材で、体力をつけて夏を乗り切りましょう。
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鷹の雛のように力強く、夏を元気にお過ごしください。
*このブログは エンタメ的にお楽しみくださいね。
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(過去記事)
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「氣」の消耗にご用心! 夏の熱中症予防にしっかりとした睡眠を…
やっかいな湿気は水毒をひきおこす。ちょい足し食材で薬膳的に改善を!おすすめ食材2点について。
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病気の本質を知り
自ら癒せる人でたくさんにしたい。
漢方・薬膳の世界をもっと身近に。
少し先のミライが笑顔でありますように。
最後までお読みいただき
ありがとうございました!