七十二候 日本の四季薬膳 「 第三十二候: 蓮始開 はすはじめてひらく 」
二十四節気では「小暑(しょうしょ)」
水面に「蓮の花」がそっと開き始める頃。
現在は七十二候にあわせ、ブログを更新中です。
「 第三十二候: 蓮始開 はすはじめてひらく 」
おおよそ、
新暦の7月12日~7月16日頃まで。
夏の太陽が池の水面を照らしはじめる朝…
静かに、しかし確かに…
蓮の花が開きはじめる頃となりました。
本日もおこしくださり
ありがとうございます。
いつもブログをご覧くださり感謝しています。
「 蓮始開 ( はすはじめてひらく ) 」
泥の中からまっすぐに茎を伸ばす、蓮の花。
その姿は、仏教の象徴とされ
「泥より出でて泥に染まらず」と、俗世にまみれず凛として咲くさまが、悟りの境地にたとえられてきました。
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中国では蓮を「荷(か)」と呼ぶんだそうです。
日本でも蓮の葉は「荷葉(かよう)」と記され、これは漢方薬としても使われる生薬の名前になります。
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また、平安時代の宮中では、夏を代表する薫物(たきもの)に「荷葉」があり
蓮の香りを模したお香をまとうことが夏のたしなみとされていたようです。
なんと風流なんでしょう…!!(笑)
どこまでも品よく、控えめな美しさ…
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また蓮の実は
「蓮子(れんし)」と呼び、同じく生薬の名前になります。
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ちょっとここで整理!!
蓮の素晴らしさ、改めてご紹介。
荷葉(かよう)… 蓮の葉
夏バテやほてり、むくみや肥満に有効とされていて、お茶などに使用されます。
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蓮子(れんし)… 蓮の実、蓮の種子
蓮肉(れんにく)
食欲不振や消化不良の下痢を止める他、精神を安定させるため、イライラや不眠に。
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蓮根(れんこん)… 蓮の地下茎
体にこもった余分な熱を冷まし、「肺」を潤します。
喉の渇きや痛み、せき・たんを緩和する働きが期待できると考えられています。
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藕節(ぐうせつ) … レンコンの節
血流をよくしたり、止血に用いられる生薬として使われます。
花・葉・実・根、すべてに薬効がある「蓮」は、
まさに “まるごと薬膳” ともいえる存在です。
「 蓮始開 ( はすはじめてひらく ) 」の時期
蓮根を食材として紹介したいのは やまやまなんですが…
やはり旬にこだわりたい!!の思いで、今回は
「ブルーベリー」!!
蓮の実に似ていること。
丸く艶やかで、凛とした様子 が重なるから…
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薬膳では
血の巡りをよくする作用があるといわれています。
目の乾き、充血を和らげるので、眼精疲労に効果的です。
血の巡りを促す働きから、エイジングケアとして気軽に食することができる果実。
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採れたての実は格別の味わいで、
ジャムやスムージー、ヨーグルトと合わせても◎!!
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夏本番を前に、日々の暮らしに小さな余白と涼やかな香りを添える。
それが、今この時季ならではの養生かもしれません。
蓮のようにしなやかに、ブルーベリーのように瑞々しく。
皆さまの夏が心地よいものでありますように。
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*このブログは エンタメ的にお楽しみくださいね。
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病気の本質を知り
自ら癒せる人でたくさんにしたい。
漢方・薬膳の世界をもっと身近に。
少し先のミライが笑顔でありますように。
最後までお読みいただき
ありがとうございました!