七十二候 日本の四季薬膳 「 第二十五候: 蟷螂生 かまきりしょうず 」
二十四節気では
「芒種(ぼうしゅ)」が 始まります。
「芒(のぎ)」とは、稲や麦など、穂のある植物の先端に見られる針のような突起のこと。
芒種とは、芒のある穀物の種をまく頃という意味だそうで…
実際の田植えはもう少し早まっている地域も多いですが、
暦の上ではこの時季が稲作のはじまりとされ、かつては農作業の節目として大切にされてきました。
その初候は「蟷螂生(かまきりしょうず) 」
土の中で静かに眠っていたカマキリの卵がふ化し、小さな命が一斉に動き出す時季。
現在は七十二候にあわせ、ブログを更新中です。
おおよそ、
新暦の6月05日~6月09日頃まで。
本日もおこしくださり
ありがとうございます。
いつもブログをご覧くださり感謝しています。
「 蟷螂生 ( かまきりしょうず ) 」
この候に登場するカマキリは、細く鋭く、美しい虫。
胸を張って手を折りたたむ姿は「拝み虫」とも呼ばれ、古くから親しまれてきました。
鋭い鎌で素早く獲物をとらえる様子から
農作物を荒らす虫を退治する「益虫」ともされています。
また、
動かなくなったものには一切手を出さないという習性
交尾中に、雌が雄を殺して食べる習性
(雄を食べた雌は多くの卵を産むため、雄にとっては子孫繁栄となる)
その命の律し方にもどこか神秘を感じさせます。
私、実はカマキリが苦手でして…
益虫といえども どうも好きにはなれないのです…
(個人的に、ごめんなさい)
*
*
さて…
この時期、初夏を代表する力強い野菜が「にんにくの芽」
にんにくの芽は
にんにくの球根から伸びた花茎の部分で、正しくは「とう(薹)」と呼ばれる部分。
現在は年間を通して流通はしているものの
旬は5月下旬から6月中旬で、その旬ものは 今だけの期間限定です。
*
*
薬膳では
お腹を温め、気を補う
殺菌、解毒
健胃効果(おなかの調子を整えてくれる)があるとされ、
体を内側からしっかりと整えてくれる頼もしい存在です。
生にんにくほど刺激が強くなく、
香りもマイルドなので、日々の食卓にも取り入れやすいのが特徴。
*
*
にんにくの芽は、
クセが少なく火を通すと甘みが出るため、炒めもにぴったり。
油との相性がよく、ごま油、オイスターソースなど
少し味を濃くすると、ノンストップご飯(笑)
*
*
また
刻んで卵炒めとしたり、
チャーハンや肉巻きの具にしたりと、さまざまな応用も。
「緑のにんにく」として、日々の献立に彩りとパワーを添える心強い存在。
*
*
お腹が空きました(笑)
自然界では、かまきりのような小さな生きものが静かに動き出すころ。
目には見えないけれど、体の中にも湿気や疲れがたまりやすくなる季節でもあります。
*
*
そんなときこそ、「旬」の力を借りてみましょう。
にんにくの芽の滋養をいただきながら、心地よく梅雨を迎えていけたらいいですね。
美しさが
カマキリの 生きゆく姿に似ています。
*
*
*このブログは エンタメ的にお楽しみくださいね。
下記も 参考までに
(過去記事)
↓↓↓
やっかいな湿気は水毒をひきおこす。ちょい足し食材で薬膳的に改善を!おすすめ食材2点について。
レシピ
↓↓↓
湿気がたまりやすい時期に さっぱり餃子はいかが?「青じそ水餃子」レシピ ~梅雨レシピ~ ※ベジ薬膳
あなたを思う
「薬膳のおかゆ」は
こちらからお買い求めいただけます。
(現在サイトは、リニューアル中です)
(季節商品のため、発売前のものもあります)
↓↓↓
*
*
病気の本質を知り
自ら癒せる人でたくさんにしたい。
漢方・薬膳の世界をもっと身近に。
少し先のミライが笑顔でありますように。
最後までお読みいただき
ありがとうございました!