七十二候 日本の四季薬膳 「 第二十六候: 腐草為蛍 くされたるくさほたるとなる 」
二十四節気では「芒種(ぼうしゅ)」
現在は七十二候にあわせ、ブログを更新中です。
「 第二十六候:腐草為蛍 くされたるくさほたるとなる 」
おおよそ、
新暦の6月10日~6月15日頃まで。
梅雨の湿り気をまとった夜の空気の中、水辺に蛍がふわりふわりと舞いはじめる頃です。
本日もおこしくださり
ありがとうございます。
いつもブログをご覧くださり感謝しています。
「 腐草為蛍 ( くされたるくさほたるとなる ) 」
まるで 早口言葉のような…
「くされたるくさ? ほたるとなる」??
この候の名前には、昔の人の想像力が感じられます。
「 腐草為蛍 」
(くされたるくさほたるとなる)とは、
「腐った草から蛍が生まれる」という意味。
草が腐るように湿った場所…
まるで草が化けて 蛍が現れるような様子に、不思議な神秘を見出したのかも…
「ホタル」の語源には諸説あるそうで…
〈火垂る〉〈火照る〉〈星垂る〉〈火太郎〉など、いずれも「光」にまつわる言葉。
蛍の放つやわらかな灯りは、人々の心に幻想的な風景を描かせてきました。
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この時期、市場に並びはじめる
「とうもろこし」
ぎゅっと実の詰まった黄金色の粒が、まるで蛍の光っぽくありませんか?
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薬膳の視点でみると、
とうもろこしは「甘味・平性」
脾(胃腸)にやさしく働きかけ、湿気が多いこの時季の体調を整えてくれます。
健脾益気(けんぴえっき):胃腸を補い、元気を養う
利水除湿(りすいじょしつ):体内の余分な水分を排出し、むくみを改善
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梅雨の頃は
雨や湿気で消化力が落ちたり、体が重だるく感じやすい時期。
胃腸の元気が落ちると、むくみや疲れ、食欲不振につながります。
とうもろこしは、自然の甘みで脾を元気にし、からだの中にたまった「湿」を追い出してくれる、まさに季節の味方。
特におすすめなのは、粒だけでなく「芯」も活用すること。
スープの出汁として煮込めば、やさしい甘みがじんわりと…
また、
ご飯にとうもろこしの粒を加えて炊くだけでも、胃腸にやさしい滋養食に。
炊きたての湯気から立ちのぼる香りには、心をほぐす力があります ^^
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蛍の光は、一瞬のようでいて、記憶に深く残るから不思議…
とうもろこしの粒が黄金に輝く様子は、その光とどこか重なりますね…
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自然界の美しさと、食卓のよろこびは、そっとつながっています。
今ここにある季節の恵みを大切にいただきたいものです ^^
╲ いただきますっ! /
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身体がととのうことは
感性を育て、心をととのえること。
*このブログは エンタメ的にお楽しみくださいね。
下記も 参考までに
(過去記事)
↓↓↓
身体を整える食事について ~ Just feel ~ 感じる食事
レシピ
↓↓↓
湿気がたまりやすい時期に さっぱり餃子はいかが?「青じそ水餃子」レシピ ~梅雨レシピ~ ※ベジ薬膳
あなたを思う
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病気の本質を知り
自ら癒せる人でたくさんにしたい。
漢方・薬膳の世界をもっと身近に。
少し先のミライが笑顔でありますように。
最後までお読みいただき
ありがとうございました!