七十二候 日本の四季薬膳 「 第十二候:雷乃発声 かみなりすなわちこえをはっす」
二十四節気では「春分」となりました。
現在は七十二候にあわせ、ブログを更新中です。
「 第十二候:雷乃発声 かみなりすなわちこえをはっす」
おおよそ、
新暦の3月30日~4月03日頃まで。
強い風とともに雷が鳴りはじめる季節。
春の嵐とは、まさしくこのことではないでしょうか…??
本日もおこしくださり
ありがとうございます。
いつもブログをご覧くださり感謝しています。
「 雷乃発声 ( かみなりすなわちこえをはっす ) 」
春の嵐と雷…
実は、
雷(かみなり)が、龍に例えられているお話はご存知でしょうか?
日本は一年中、雨に恵まれる国です。
おかげで稲作ができるのですが、
昔昔は 日照り、
長雨、洪水、いずれも不作の原因となり、食糧難となり、たくさんの人々が命を落としました。
そのために、季節ごとに順当に降る雨は、なによりもの恵みで…
人々は水の化身である龍を祀ってきたといわれています。
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春の雷は、まさに龍神様のおでまし。
龍が天に登って雲を起こし、稲の成長に欠かせない恵みの雨を降らせます。
春の雷(はるのらい)、春雷(しゅんらい)、遠雷(えんらい)とも言うそうです。
大地に力を与えるように響き渡る
龍の化身である春雷(しゅんらい)を、ありがたく迎えたことだと思います。
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強い風が吹き、大気が揺れ動くこの時期は、龍のごとく 自然界も人の体も大きく変化するタイミング。
そのエネルギーを感じながら、身体を整えましょう。
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雷というと、どこか不安定で荒々しいイメージがありますが、
その力強さを受け取り、
身体に活力を与えてくれる食材といえば「ニラ」
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春におすすめのスタミナ野菜。
中華料理や和食にもよく使われ、その独特の香りが特徴です。
薬膳の観点から見ると、ニラは「温性」の食材。
腎の働きを高め、体を温めるので
足腰の冷え、腰痛、春先のだるさや疲れにぴったりです。
例えれば
春雷が空気を震わせ、大地を潤すように、
ニラの香りが体内を巡らせてエネルギーを吹き込んでくれるイメージですね…
香り成分の「アリシン」には血行促進や抗菌作用があり、春先にありがちな冷えや免疫力低下を防ぐ効果が期待できます。
その他の多く含まれる食材としては、
にんにく・玉ねぎ・長ねぎ・にら・らっきょう・あさつきなどのネギ属の野菜です。
レシピ的には
ニラと卵を使った「ニラ玉」は手軽にできますし…
豚肉と合わせた「ニラ豚(炒め)」は
おそらく ごはんが止まりません…(笑)
どちらも腎の機能を高める食材の組み合わせ。
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雷乃発声の候、
新たな活力を身体に取り込み、軽やかな春の足音を感じながら過ごしましょう。
力強く、
けれども春の陽気に包まれながら、元気な自分へシフトチェンジ…
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あ!!
ニラは根本の部分こそ 巡りをよくする効能があると言われています。
バッサリと切り落とさないでくださいね。^^
*このブログは エンタメ的にお楽しみくださいね。
下記も 参考までに
(過去記事)
↓↓↓
気温上昇の間に 心にとめておきたい身体へのルール ~温めて整える~ 春から夏への季節の合間に
春の 気持ちの高ぶりからくる 眠れないあなたに… 新緑の季節に ゆるっと のびのび リラックス
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