七十二候 日本の四季薬膳 「 第十八候:牡丹華 ぼたんはなさく 」
二十四節気では「穀雨」です。
田畑を 潤してくれる雨。
現在は七十二候にあわせ、ブログを更新中です。
「 第十八候:牡丹華 ぼたんはなさく 」
おおよそ、
新暦の4月30日~5月04日頃まで。
牡丹(ぼたん)の花が咲く時期です。
初めは中国で生薬として利用された牡丹ですが
その格調高い姿から、観賞用として栽培、愛でられるようになりました。
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本日もおこしくださり
ありがとうございます。
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「 牡丹華 ( ぼたんはなさく) 」
二十四節気「穀雨」の末候
「牡丹華(ぼたんはなさく)」は、文字どおり 牡丹の花が咲き誇るころです。
艶やかでふっくらとした大輪の牡丹は、まさに春のクライマックスを告げる花。
「立てば芍薬(しゃくやく)、座れば牡丹(ぼたん)、歩く姿は百合の花」
美しい女性を形容することわざの花に入れられたり
家紋や着物の柄にも多く見られます。
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「百花の王(ひゃっかのおう)」
「富貴草(ふっきそう)」
「花神(かしん)」
「天香国色(てんこうこくしょく)」 など多数の別名があり、見ているだけで華やかな気持ちになります。
じつは、漢方の世界では、
この牡丹の花ではなく「牡丹皮(ぼたんぴ)」という生薬としても利用されています。
牡丹皮は牡丹の根の皮部分です。
血行を促進し、月経痛・頭痛・腰痛などの症状を和らげるとされています。
この牡丹皮としての栽培には工夫が必要で、
花が咲くと根の栄養がとられてしまうため、花期にはあえて花を咲かせず、つぼみを摘んで根の生育に集中させるそうです。
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華やかに咲く花の裏では、
静かに力を蓄える “根” があるのですね…
そんな植物の姿に
私たちも身体の内側と向き合うように…と、ヒントを感じます。
今回は
「内側からの整え」にぴったりな薬膳素材として、
「白きくらげ(銀耳)」をご紹介
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白牡丹とも
華やかさがなんとも似ていますね…
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白きくらげといえば、
本来は秋の乾燥対策によく使われる食材ですが、春の揺らぎやすい肌や体調を整えるうえでもとても使い勝手よし!
そのふわりと ぷるんとした白いビジュアル
高貴なお姿であります…。
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白きくらげ は
肺や肌をうるおし、薬膳では“美容のためのきのこ”とも言われます。
整腸作用に優れ、便秘、美肌に効果的。
気温の上昇とともに、自律神経の乱れやホルモンバランスの変化が出やすい春。
内側からのやさしいケアとして 白きくらげをとりいれてみてください。
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主に
デザートしていただくことが多いですね。
白きくらげのシロップ煮
季節のフルーツとで、しっかり煮込んでください。^^
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春は、花が咲き、心もからだも少しずつ解けていく季節。
そして
「 牡丹の花が咲いたら、春も終わり。 」
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その移ろいを慈しむように
自然の恵みを 日々の食に取り入れてみてくださいね。
*このブログは エンタメ的にお楽しみくださいね。
下記も 参考までに
(過去記事)
↓↓↓
食べ物には季節と色がある。薬膳の「五味五色」という考え方と 目で味わう美しさで?
気温上昇の間に 心にとめておきたい身体へのルール ~温めて整える~ 春から夏への季節の合間に
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病気の本質を知り
自ら癒せる人でたくさんにしたい。
漢方・薬膳の世界をもっと身近に。
少し先のミライが笑顔でありますように。
最後までお読みいただき
ありがとうございました!