七十二候 日本の四季薬膳 「 第二十候: 蚯蚓出 みみずいずる 」
二十四節気では「立夏」
夏の兆しが見え始めるころ
爽やかな季節でもありますが、陽気も増すころ
現在は七十二候にあわせ、ブログを更新中です。
「 第二十候:蚯蚓出 みみずいずる 」
おおよそ、
新暦の5月10日~5月14日頃まで。
前回から
蛙やら、そしてミミズやら…
小さな生物が ごそごそと目覚めはじめました。
見えなくても確かに動いているエネルギー…
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本日もおこしくださり
ありがとうございます。
いつもブログをご覧くださり感謝しています。
「 蚯蚓出 ( みみずいずる ) 」
「蚯蚓(ミミズ)」が地表に現れる
土の中の温度がじんわりと上がって
春の陽気がしっかりと大地に浸透してきた証拠ですね。
ミミズは土を耕し、
空気や水の通りをよくしてくれる “自然の耕し屋さん”。
正直、見た目はちょっぴり苦手です(笑)
が、農家にとって、豊かな実りを支える縁の下の力持ち。
ミミズには目がなくて、暗い地中で泥を黙々と食べて腸で消化し、それを糞として出します。
腸内には優れた腸内細菌がすんでいると言われていて、土壌の様々な物質を有益なものに変えてくれます。
ふかふかの土を作ってくれるミミズの効果は絶大だそうです。
ミミズが見られる土は、よい土の証拠。
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ミミズを煎じた生薬もあり
「地竜(じりゅう)」と言います。
昔から、風邪や熱冷ましなどに「民間薬」として用いられてきました。
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さて!
この時期の畑や市場を訪れると、
土つきの新じゃがが顔を出し始めます。
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この季節ならではの「新じゃが」は、皮が薄くてやわらかく、みずみずしい味わい。
表面をこすれば簡単に皮がむけるため、皮ごと調理できるのも嬉しいポイント。皮のすぐ下には栄養がぎゅっと詰まっています。
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じゃがいもは薬膳的に見ると、
「補気(ほき)」といって、エネルギーを補ってくれます。
消化吸収など、胃腸の働きを助けてくれる作用があるとされています。
「和胃(わい)」
「調中(ちょうちゅう)」といいます。
特に、エネルギー不足を感じやすい晩春の疲れや、冬の冷えを引きずった身体に元気を与えてくれる食材です。
╲ ガッツ!! /
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代表的な品種としては…
男爵いも:ホクホク系で、コロッケや粉ふきいもに。
メークイン:煮崩れしにくく、煮物やカレー向き。
キタアカリ:ほのかな甘み、ポタージュなどにもぴったり。
この時期に手に入る新じゃがは、
「蒸してそのまま」
「皮ごと素揚げ」
「味噌田楽風」にするなど、シンプルな調理法がおすすめですよね!!
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ミミズが姿を現し、耕された土から、新じゃがが育ち、食卓に届く。
そんな自然の循環の中で
私たちは支えられて生きているのだな…と、あらためて感じます。
ふだんはあまり目を向けない “土の中”にこそ
芽吹きの底力や
エネルギーの根源があるのでしょうね…
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気を補い、やさしく身体を整えてくれる新じゃが
土の香りがしてきそうな食卓を楽しんでみてくださいね。
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*このブログは エンタメ的にお楽しみくださいね。
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