七十二候 日本の四季薬膳 「 第二十二候: 蚕起食桑 かいこおきてくわをはむ 」
二十四節気では「小満(しょうまん)」を迎えました。
小満(しょうまん)には、あらゆる生き物が勢いよく成長して生命力に満ちるという意味があります。
現在は七十二候にあわせ、ブログを更新中です。
「 第二十二候:蚕起食桑 かいこおきてくわをはむ 」
おおよそ、
新暦の5月21日~5月25日頃まで。
「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」は 文字通り、
蚕が目を覚まし、桑の葉を盛んに食べ始める頃のこと。
養蚕業(ようさんぎょう)は、カイコ(蚕)を飼ってその繭(まゆ)から生糸を作る産業です。
昔々に社会科の時間に学びましたね。
下記の写真は
蚕(かいこ)が 盛んに食べる 桑の葉になります。
*
本日もおこしくださり
ありがとうございます。
いつもブログをご覧くださり感謝しています。
「 蚕起食桑 ( かいこおきてくわをはむ ) 」
養蚕(ようさん)は人々の暮らしを支えてきた大切な営みで、そのサイクルは自然のリズムと寄り添っていました。
蚕はとても繊細な生き物だそうです。
新鮮な桑の葉でないと食べない上に、夜中も昼間も関係なく、盛んに食べ続けます。
まるで…
目覚めた蚕が急いで季節を追いかけるみたい…
この時期の
初夏の風もまた、少しずつ湿り気を帯びながら、次の季節を運んできますね。
*
*
初夏の風とともに
八百屋さんやスーパーでも、ある “ やわらかくて瑞々しい香り ” に出会えるようになります。
「 新生姜(しんしょうが)」
*
*
「新生姜」は、収穫したての若い生姜のこと。
一般的な茶色くて硬い“ひね生姜”とは異なり、
皮が薄くて、白くてピンク色がかった部分も見られ、丸ごと食べられるほどやわらかいのが特徴的。
水分が多く辛味がやさしいので、そのままスライスして甘酢漬けにしたり、炒めものにしたりと、今の食卓にぴったりな存在です。
*
*
“新生姜”は、
ひね生姜になる前のまだ若い時期に掘り出されるため、香りも味も繊細なんです。
まるで季節のはじまりを告げる、蚕の初々しいまゆに似ていませんか?
蚕のまゆ(繭)は、こんな感じ…
*
*
少し話は横道にそれますが…
ぜひとも紹介しておきたい!!
新生姜といえば、思い出すのが「岩下の新生姜」
ピンク色のかわいいパッケージ
この商品を生み出したのは、栃木県に本社を置く「岩下食品株式会社」。
実は、使用されているのは“台湾産の本島姜(ペンタオジャン)”という新生姜。
適地適作にこだわり
海外原料の低塩低温漬、冷蔵輸送、冷蔵管理という、当時の漬物業界の常識を打ち破る「コールドチェーン」を確立されたのだそうです。
(公式ホームページより文章引用)
*
*
そして、岩下の新生姜にはなんと“公式キャラクター”も存在します。
その名も「イワシカちゃん」。
可愛くないですか??(笑)
ピンクの角が新生姜、体がシカ、というユニークな見た目で、各地のイベントやCMにも登場しています。
これはファンになる…!!!
*
*
新生姜は、そのやさしい辛味と清涼感が魅力。
薬膳的にも
“身体を温め、発汗を促す”とされています。
( 体表に散らす感じです→解表(げひょう)といいます)
辛味成分は食欲増進効果があり、生魚肉の解毒作用、胃もたれ時などにも効果が期待できます。
「しょうがは百邪を防御する」とも、漢方の書物にも記されています。
そんな新生姜は
甘酢漬けはもちろん、つくだ煮も 保存食として楽しみたいです。
*
*
小満のこの季節
自然界では、さまざまな命が芽吹き、ぐんぐんと成長していく時期。
蚕が桑を食べ続けるように…(笑)
私たちも「心と体を満たす」食を大切にしたいですね。
*このブログは エンタメ的にお楽しみくださいね。
下記も 参考までに
(過去記事)
↓↓↓
ガッツだぜ! 胃腸をケアして健やかな日々を!!腹八分からゆる断食で 腸内リセット習慣を♪
梅雨の時期に 気持ちも身体もカラっと快適でいるために できれば避けたいお食事3選について!
あなたを思う
「薬膳のおかゆ」は
こちらからお買い求めいただけます。
(現在サイトは、リニューアル中です)
(季節商品のため、発売前のものもあります)
↓↓↓
*
*
病気の本質を知り
自ら癒せる人でたくさんにしたい。
漢方・薬膳の世界をもっと身近に。
少し先のミライが笑顔でありますように。
最後までお読みいただき
ありがとうございました!