七十二候 日本の四季薬膳 「 第五候:霞始靆 かすみはじめてたなびく 」
二十四節気では「雨水」 。
雨水とは、降る雪が雨に変わり山の雪、氷が解けだすころのこと。
農耕の準備をはじめる時期とされています。
おおよそ、
新暦の2月24日~28日頃まで。
「 第五候:霞始靆 かすみはじめてたなびく 」
「霞(かすみ)」とは
大気中に水滴や細かな塵が増え、また、霧やもやのために遠くの山や景色がぼやけて見えるさま。
また、煙や雲が上に上らずたなびいたように見えることもあり、こうした現象を『霞』と呼ぶそうです。
「霧(きり)」でもなくて
「靄(もや)」でもなくて。
かすみだなんて、風流です。
春の季語でもあります。
ちなみに
同じ自然現象を言い表すようなのですが、気象用語であったり、なかったり…との違いです。
選ぶお写真も、
霧(きり)じゃなく、靄(もや)じゃなく、霞(かすみ)ね…
*
*
*
*
こんな感じのイメージで合ってるかしら??
本日もおこしくださり
ありがとうございます。
いつもブログをご覧くださり感謝しています。
「 霞始靆 (かすみはじめてたなびく) 」
冬の乾燥した空気とは違い
春の空気には、水滴や塵が増えて遠くの景色がぼんやりと見えることがあります。
また、「靆( たなびく)」とは、霞や雲が 層をなして、横に長くただようことです。
日常、何気なく使用はしていますが、記事にするときにはあらためて言葉の意味を調べるので、勉強になります。
個人的なことですが…
さて、本題にもどり。
霞が初めてたなびく季節。
大気が温かみをおびて、
土の潤いが蒸発すると湿っぽささえ感じ
ほの白く ぼやけてみえる様子…
ふわっと細長く漂うさまを 「しらす」に例えてみたのですが、いかがでしょうか?
下記の写真は しらすの天日干しの様子ですが…
*
*
本格的な春になると、
気温も上昇し、同じように人間のエネルギーも上へ上へとのぼりがちなのですが、
現在は まだ そのエネルギーがふわっとしはじめた感じ。
同じようなエネルギーを
口のなかで感じてみませんか??
春のやわらかさを味わう。
*
*
しらすの旬は
実は地域によっては、異なるそうなんです。
一般的には、春から夏にかけて。
とくに3月から6月頃が旬のピークとされています。
生しらすは、夏から秋のようですが…
(生しらすも美味しそうね…)
*
*
釜揚げしらすは、春から夏
この時期に、水揚げ量が集中し、釜揚げしらすの生産が始まるそうです。
*
*
しらすは温性食材。
胃腸の働きをよくし、氣血を巡らせて脳の働きをよくしてくれます。
この 健脳作用ですが、
「一物全体(いちぶつぜんたい)」だからこそもあると思います。
しらすは、まるごと一匹をいただくことになります。
つまり、頭からしっぽまで。 まるまる全部。
*
*
生命は、個体全体でバランスを保っていて…
野菜なら皮をむかないで 葉や根の部分も食べる。
穀類なら精白していない物を食べる事により
食物本来の生命力を頂くことができるという考えがあるので、まさしくそれじゃないでしょうか?
健脳作用に通ずる部分です。
では、
今回は 「しらす」を美味しくいただいてみてくださいね。
前回の春キャベツをあわせて、
「春キャベツとしらすのあっさり蒸し物」はいかがでしょうか?
「 健胃作用 × 健脳作用 」
*
*
春の
やわらかさを口いっぱいに感じてみてくださいね。
下記も 参考までに
(過去記事)
↓↓↓
春は苦味で、解毒スイッチON ゆるゆるを楽しみながら おかゆでココロとカラダをほぐしていきましょう!
春の 気持ちの高ぶりからくる 眠れないあなたに… 新緑の季節に ゆるっと のびのび リラックス
そして…
まちがいなくお役にたちそうな 薬膳のおかゆ。
しらすを大量トッピングして 口中幸福にしていただきたい…(笑)
あなたを思う
「薬膳のおかゆ」は
こちらからお買い求めいただけます。
(現在サイトは、リニューアル中です)
↓↓↓
*
*
病気の本質を知り
自ら癒せる人でたくさんにしたい。
漢方・薬膳の世界をもっと身近に。
少し先のミライが笑顔でありますように。
最後までお読みいただき
ありがとうございました!