七十二候 日本の四季薬膳 「 第四十候: 綿柎開 わたのはなしべひらく 」
二十四節気では「処暑(しょしょ)」
現在は七十二候にあわせ、ブログを更新中です。
「 第四十候:綿柎開 わたのはなしべひらく 」
おおよそ、
新暦の8月23日~8月27日頃まで。
残暑の厳しさは相変わらずですね…
綿柎開(わたのはなしべひらく)
「柎(はなしべ)」とは花の “がく” のこと。
その綿のがくが少しずつ開きはじめる頃とされています。
本日もおこしくださり
ありがとうございます。
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「 綿柎開(わたのはなしべひらく) 」
綿のがくが少しずつ開きはじめる頃。
やがて秋の風にゆられて
ふわふわとした白い綿毛が顔をのぞかせますが、今はちょうど、その前の、静かな準備のとき。
畑にはクリーム色の
やさしい綿の花が咲き、秋へのうつろいを告げている…というところですね。
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その綿の花の色に、
私は「梨(なし)」を思います。
淡く透きとおるような白色が、見ているだけで涼やかな気持ちになる果物。
ちょうどこの時期、スーパーの店先にも並びはじめるのが梨。
桃も魅力的ですが
梨の方が手にとどきやすかったからかもしれません。
夏の名残を感じながら、秋の入り口に出会う果物…^^
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薬膳では、
梨は「潤い」を与えてくれる食材 とされています。
とくに暑さで身体に熱がこもったとき
のどの渇きや乾いた咳が出るときに役立ちます。
ジューシーでみずみずしい果汁は、ほてった身体をやさしく鎮めてくれますね。
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夏の盛りには、ひとしずくの水のように清らかに
それが秋になると、甘みが深まり、豊かに実った大地の恵みを感じさせます。
ほんの数日の違いで果物や野菜の顔ぶれが変わるんですよね~。
そんな日々の変化を楽しめることに、改めて「四季があること」への感謝がわきます。
ただし、梨は「涼性」といって身体を冷やす性質を持ちます。
暑さが残る時期には心地よくても
冷えやすい方がたくさん食べるとおなかをこわしてしまうこともあります。
特に夜に冷えた梨を食べ過ぎると、身体を冷やしてしまうので注意が必要です。
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秋の入口におすすめなのは
温かい飲み物と合わせて梨をいただくこと。
たとえば、ほうじ茶や生姜を少し加えたお茶と一緒に食べると、冷えすぎを防ぐことができます。
また、はちみつをかけて少し温めた「蒸し梨」にすると、のどの不調にやさしく働き、秋らしいデザートにもなります。
~はちみつ蒸し梨~
【材料】(1人分)
梨 … 1個
はちみつ … 小さじ1〜2
生姜(すりおろし、少量でも) … お好みで
【作り方】
梨は皮をむき、芯をとって4〜6等分に切る。
耐熱容器に並べ、はちみつをかける。
お好みで生姜をほんの少し加える。
蒸し器で10分ほど、または電子レンジで軽く加熱する。
温かくとろりとした梨は、冷えを防ぎながらのどや肺をうるおしてくれます。
デザートとしても、体調管理の一品としてもおすすめです。
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綿の花が淡く咲き
やがて綿毛が空に舞うその前に、私たちの食卓には梨が並びます。
色も風情も、季節のうつろいに寄り添うような存在。
暑さを癒し、秋を迎える準備をしてくれる梨を楽しみながら…
あらためて四季のある日本の季節を感じてみませんか??
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*このブログは エンタメ的にお楽しみくださいね。
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病気の本質を知り
自ら癒せる人でたくさんにしたい。
漢方・薬膳の世界をもっと身近に。
少し先のミライが笑顔でありますように。
最後までお読みいただき
ありがとうございました!