七十二候 日本の四季薬膳 「 第二十三候: 紅花栄 べにばなさかう 」
二十四節気では「小満(しょうまん)」
小満(しょうまん)には、あらゆる生き物が勢いよく成長して生命力に満ちるという意味があります。
現在は七十二候にあわせ、ブログを更新中です。
「 第二十三候:紅花栄 べにばなさかう 」
おおよそ、
新暦の5月26日~5月30日頃まで。
初夏の陽射しのなか、紅花が咲き始める頃を表しています。
紅花の花はアザミに似ていて、咲き始めは黄色。
次第に橙へ、そして赤に変わっていきます。
ご存知でしたか?
本日もおこしくださり
ありがとうございます。
いつもブログをご覧くださり感謝しています。
「 紅花栄 (べにばなさかう ) 」
紅花の花びらは、咲き始めはやさしい黄色。
それがだんだんと橙色、そして真紅へと移ろいながら変化していきます。
その変化はまるで、少女が大人の女性へと育っていくような美しさを感じさせてくれます。
紅花は、かつて布を染める貴重な天然の染料でした。
口紅や頰紅としても使われ、ほんのり色っぽく、でもどこか控えめに…
女性の血色を美しく引き立てるお化粧として親しまれてきました。
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紅花の赤の色素は、実はとてもわずか。
花に含まれる色素のほとんどは黄色で、赤はわずか1%。
そのたった1%を取り出すために、
何度も何度も手でもみ、陰干しをし、時間をかけて発酵させ、
丁寧に、じっくりと色を引き出していくのです。
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その手間と時間が、深くて、やさしい紅色を生み出している。
そう思うと、
内側からじっくり育まれる「女性の美しさ」 重なって見えてくるような…
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そして
「紅花」 は、漢方の生薬でもありました。
体を温める作用のある温性で、滞った血行をスムーズに促進し、滞り解消効果がとても高いのです。
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この時季、そんな紅花のような存在感を放つ果実といえば…
「さくらんぼ」
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小さくてつややかな赤い果実は
ひと粒でも心がときめきます!!(笑)
薬膳的には果物として珍しい温性。
お腹を温めて、元気を養う。
身体の中の余分な湿気や毒素を追い出す。
梅雨冷えの日や
蒸し暑い季節の冷房冷え予防にも…
旬の食べ物はかしこいです。
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紅花とさくらんぼ。
どちらも赤く染まることで美しさを増す、女性に寄り添う存在のような…
私たちも、外側を飾るだけでなく
内側から
あたためて、
めぐらせて、やさしい紅を宿すことができたならと。
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さぁ。
自分の中の「紅花」をそっと咲かせてみましょう(笑)
*このブログは エンタメ的にお楽しみくださいね。
下記も 参考までに
(過去記事)
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病気の本質を知り
自ら癒せる人でたくさんにしたい。
漢方・薬膳の世界をもっと身近に。
少し先のミライが笑顔でありますように。
最後までお読みいただき
ありがとうございました!